新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい始めてから
早いもので二年が経ちますね。
もちろん人間の感染症もこわいのですが
犬の感染症もこわいです。
今日は犬の感染症について語りたいと思います。
感染症の一つに『犬パルボウィルス感染症』
というのがあります。
ポックリ病とかコロリ病とも言われています。
この病気に感染した犬の唾液、嘔吐物、糞、尿には
強力なウィルスが含まれています。
それによって他の犬にも次々と伝染します。
生後3ヶ月以内の仔犬が感染してしまった場合は
心臓の筋肉が侵され急に呼吸困難におちいって
死に至ることもあります。
症状は、激しい嘔吐、下痢、脱水症状などです。
血便が出る場合もあります。
腸の粘膜が破壊されて腸内に細菌が入り
ひどくなると敗血症になるケースもあります。
感染後、数日から十日前後で発症します。
犬パルボウィルス感染症というのは
かなりこわい病気です。
犬の免疫力が極度に低下してしまい
二次感染を引き起こしやすくなります。
仔犬の場合は発症後1~2日で急死することも
少なくありません。
普通の石鹸や消毒液を使ってもこのウィルスは
死滅しません。
非常に強力なウイルスなのです。
犬パルボウィルスに感染した仔犬が死んでも
その1年後に新しく迎えた子犬が
生き残った犬パルボウィルスに感染して
死んだという報告もあります。
生後2ヶ月頃になったら早めのワクチン接種が
とても大事です。
少しでも遅れると感染率が高くなるのです。
もしも飼い始めた仔犬が嘔吐や下痢をしたら
早急に病院へ連れていくようにしなければ
なりません。
残念ながらこのウイルスを直接退治する治療法は
ありません。
免疫力を高めて犬自身が病気に負けないように
手助けをするしか方法はないのです。
嘔吐がある場合は絶食絶水します。
激しい下痢や脱水症状の場合は点滴をします。
パルボウィルス不活化ワクチンを単独で
年2回接種するとよいそうです。
成犬になっても年に1回ワクチン接種を
必ず行うことが大事です。
散歩の時には他の犬の排泄物を舐めさせないよう
気をつけましょう。
※ こちらの記事もどうぞ ⇒ ディマーニ 最安値